フィアットは22日、欧州向け『パンダ』に2010年モデルを投入した。新ガソリンエンジンの設定と、内外装の一部変更がニュースだ。
現行パンダは2003年9月にデビュー。6年間での累計販売台数は150万台を超えるヒット作だ。今年1 ‐ 8月も28万5000台を販売しており、過去最高記録を更新している。
2010年モデルでは、1.2リットル直4ガソリンエンジンを新設定。最大出力は69psと必要十分で、CO2排出量113g/kmと高い環境性能を誇る。その他、ガソリン、ディーゼル、LPG、天然ガスなど、最大出力54 - 100psのワイドバリエーションは健在だ。
内外装の変更点は少ない。外観は「4×2」と「4×4」グレードが、グリルをボディ同色に変更。ドアミラーは大型化し、ルーフレールはシルバー仕上げになった。オプションのアルミホイールは新デザインを採用。ボディカラーには4つの新色が加わった。
内装の変更点は、新しいカラーリングのシート生地の導入、メーターのデザインを一部見直した程度だ。
パンダの2010年モデルは、欧州で販売がスタート。今回の改良は、欧州Aセグメントの人気車種が、モデルライフ最後の熟成を図ったものと受け取れる。