アウディ R8スパイダー…美しきオープンスポーツ

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アウディは15日、フランクフルトモーターショーで『R8スパイダー』を発表した。動画共有サイトでは、そのPR映像が公開されている。

R8スパイダーは、クーペボディの『R8』に加わったオープンバージョン。トップは流行のメタルルーフではなく、コンベンショナルなソフトトップを採用するが、これはメタルルーフ化による重量増を避ける狙いがある。

ソフトトップはスイッチ操作により、全自動でトランクに収納。トップの開閉に要する時間は、わずか19秒だ。走行中でも50km/h以下なら、トップの開閉が可能。ロールオーバーバーなど、安全面は万全の備えを見せる。

オープン化に伴って、センタートンネル、フロアパン、A/Bピラーなどを補強。それでも、オールアルミ製のASF(アウディスペースフレーム)は、ボディ単体重量がクーペの6kg増の216kgと非常に軽い。車両重量も1720kgに抑えられた。

ミッドシップに置かれるエンジンは、ドライサンプ方式の直噴5.2リットルV10のみ。最大出力525ps/8000rpm、最大トルク54kgm/6500rpmを発生する。トランスミッションは6速MTが標準で、パドルシフト付きの6速2ペダルMT「Rトロニック」はオプション。フルタイム4WDの「クワトロ」との組み合わせにより、R8スパイダーは、0‐100km/h加速4.1秒、最高速度313km/hと、クーペの3.9秒、316km/hと同等のパフォーマンスを発揮する。

3層構造のソフトトップは、高い耐候性と遮音性を実現。クローズ時の車内は、クーペと同等の静粛性が保たれる。リアウィンドウはガラス製で、シート後方にはオープン時の風の巻き込みを低減するウインドディフレクターを装備した。

室内は上質なナッパレザーをあしらい、アルミをアクセントに使用。レザーは6色が設定され、特殊な染料が夏場の表面温度上昇を抑える。オプションで世界初の「シートベルトマイクロフォン」を用意。シートベルトに3個のマイクを内蔵し、ハンズフリー通話をサポートする。

外観はクーペの特徴だったアルミ製「サイドブレード」をボディ同色に変更。また、ミッドシップのエンジンカバーは、両側にエアベントの付いた専用デザインとなる。このサイドブレードパネルとエンジンカバーには、軽量なカーボン複合素材を使用。Aピラーがアルミコート仕上げとなるのもスパイダーの特徴だ。

R8スパイダーは、ドイツでは2010年初頭に販売が開始され、価格は15万6400ユーロ(約2100万円)から。R8の新たな個性、スパイダーのPR映像は、動画共有サイトで見ることができる。
《森脇稔》

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