ヤマハ発動機は16 - 18日にかけて東京ビッグサイトで開催された「土壌・地下水浄化技術展」に出展した。目玉商品は年内発売予定の小型油水分離機「パットル」シリーズだ。
もともと同シリーズは社内で使っていたものだったが、油水の処理に困っている業者が多いと聞き、販売をしたもの。現在、自動車メーカーのほとんどに利用されているそうだ。
しかし、従来品は高性能で、価格も高かった。そのため、導入したくても控えていた業者も少なくなかった。そこで、今回ユーザーの要望に合わせて、簡便なものをつくり、発売することにした。「少量の油水なら簡単に油と水に分離することができます」と同社関係者。
もちろん価格についても安くする予定で、「20万円以下を検討している」そうだ。そんなことで、来場者から関心を持たれ、早くも導入したいという企業も相次いでいるという。同社関係者はその反響の大きさに少し驚いていた。