ドイツのWiesmann(ヴィーズマン)社は15日、『ロードスターMF5』を初公開した。BMW製の5.0リットルV10を積み、0-100km/h加速3.9秒、最高速310km/hという圧倒的性能を実現する。
ヴィーズマンは1988年、ドイツのデュレムに設立。マーチンとフリードヘルムのヴィーズマン兄弟が、量産車とは一線を画すスポーツカーをハンドメイドで生産している。
ロードスターMF5は、クーペの『GT MF5』のオープンバージョン。GT MF5は2009年FIA GT選手権のオフィシャルセーフティカーとして採用されたことでも知られる。
ロードスターMF5のフロントフードには、BMW『M5』『M6』用の5.0リットルV10エンジンが収まる。最大出力は507ps、最大トルクは53kgmを発生。アルミモノコック構造を採用し車重は1370kgという軽量に仕上げられ、パワーウェイトレシオはわずか2.7kg/ps。この結果、ロードスターMF5は0‐100km/h加速は3.9秒、最高速310km/hという超1級の動力性能をマークする。
ロードスターMF5の価格は、18万9500ユーロ(約2540万円)。わずか55台のみが生産される。