トヨタ紡織は16日、軽量な新世代シート骨格と機能性に優れた新シートアレンジメントをトヨタ自動車などと共同開発し、新型『ランドクルーザープラド』に採用されたと発表した。
フロントシートには『ウィッシュ』『プリウス』に採用されたマニュアル式新世代シート骨格をベースにした電動シートを開発した。従来比で部品点数約25%削減するとともに、約10%軽量化した。
5人乗りのセカンドシートには、リクライニング機構とダブルフォールディング機構を備えたシートを開発し、乗員の快適性とフラットなラゲージスペースを確保した。7人乗りのサードシートには、電動で座面が後方に移動し背もたれが前に倒れる世界初の「フロア格納サードシート」が採用された。
新型プラドではオフロードの走破性とオンロードの走行安定性という性能に加え、多彩なシートアレンジメント機構を備えミニバンユーザーの獲得も狙っている。