ホンダは8日、新開発した二輪車用オートマチックトランスミッション「デュアル クラッチ トランスミッション」と、「CVマチック」を発表した。
「デュアル クラッチ トランスミッション」は、大型スポーツバイク用に開発されたオートマチックシステム。従来のエンジンとさほど変わらない本体サイズに、電子制御オートマチック機構を登載。変速モードは、一般走行用の「Dモード」と、スポーツ走行用の「Sモード」。その他にハンドルに取り付けられた小さなレバー(パドルシフト)で操作可能な、セミマニュアルモードも選択できる。
このシステムは、2010年に欧州と北米で発売される『VFR』に登載予定。日本国内での発売は、欧州と北米の後を予定している。
もう一方の「CVマチック」は、カブ系のエンジンに組み合わ可能な小型のオートマチックトランスミッションシステム。独自に開発した冷却機構により、ドライブベルトから発生した熱を本体外に効率よく逃がせる。
商品化は2010年。アセアン地域で発売する『カブ』に登載予定。