[GOOD DESIGN EXPO 09]パナソニックの電動アシスト自転車…市場の拡大

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8月29日東京ビッグサイトのグッドデザインエキスポ会場内で、グッドデザインエントリー作品であるパナソニックサイクルテックの電動アシスト自転車、パナソニック『A.Girl's』(エーガールズ)他の公開プレゼンテーション審査が行われた。プレゼンテーターはプレゼンテーターは企画部参事の船引靖彦氏。

船引氏はまず、電動アシスト自転車の背景として本格的な高齢化社会を迎えて、気軽に自転車に乗りたい、坂道を楽に登りたい、体に良いことをしたい、環境への配慮の思いが電動自転車を生んだと思うと説明。

現在、電動アシスト自転車のシェアは年間30万台、自転車トータルでは1000万台程度なので3%であり、主なユーザーは60代女性や男性70代であるという。近年の特徴として、30代前後の女性が増加しており、幼稚園等の子供の送迎が楽だということが理由としてあげられた。その女性たちからはもっとかわいい、かっこいいデザイン欲しいという声が多く、今回の開発のきっかけになった。

A.Girl'sは雑誌『InRed』(インレッド)とのコラボで誕生。30代の女性をターゲットとし永遠にかわいい女性をイメージしている。5色のカラーを用意しそれが引き立つようにパーツは黒。また、サドルも通常より大きなクッションサドルを装着し、乗り心地も配慮しているとアピール。

そしてもう一台、本格アシストクロスバイクを出展。こちらは団塊世代の男性をターゲットとしている。その男性は環境にやさしい生活、健康のためのスポーツをしたい、出来るだけ外に出る生活をしたいという意識、要望を持っており、そうした方々に楽しんで乗ってもらえるように多機能のサイクルメーターも装着しているという。

審査員はインダストリアルデザイナーの山村真一氏、木村徹氏、そして、ロボットデザイナーの松井龍哉氏の3名。

電動自転車にギアは必要かとの審査員からの質問に関しては、「この自転車は常にアシストをしているわけではなく、漕ぎはじめや急坂などの時のみ電動アシストを利用し、それ以外は普通の自転車として(漕ぐ重さも普通の自転車と同じ)活用できるのです」と回答していた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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