東日カーライフグループの東京日産は21日、日産プリンス東京との間で、都内販売店舗網の再編による適正再配置について合意したことを明らかにした。
地価水準の高い東京エリアでは、設備費の圧縮が固定費削減の大きなポイントとなるため、これまで販社ごとに店舗ネットワークの再編を行ってきた。
しかし、単独レベルでの販売網の見直しは、顧客の利便性を損なうおそれがあり、結果として売上げの減少が懸念される。今回、隣接する他の日産系販社と立地や店舗設備、規模等を総合的に判断し、同一商圏の中で販社の枠を越えてネットワークの見直しを行い、顧客の利便性維持の課題に取り組むことで日産自動車とその地域統括会社である中央日産、都内日産販社合同のプロジェクトを組織し検討してきた結果、それぞれの商圏の規模に見合った最適な店舗配置を行うことで合意した。
東京日産は、江東店をプリンス東京の江東店に統合、碑文谷店をプリンス東京の雪谷店及び駒沢店に分散統合し、それぞれの顧客基盤を移管する。
プリンス東京は目黒店を東京日産の目黒店に統合、早稲田店を東京日産の目白高田店に統合、上野店を東京日産の台東店に統合し、それぞれの顧客基盤を移管する。再編の対象となる拠点の従業員は、東京日産から31人をプリンス東京に出向させ、プリンス東京は46人を東京日産に出向させる予定。
10月1日付けで実施する。