東京・有明の東京ビッグサイトにて、8月23日まで、「機動戦士ガンダム30周年記念大博覧会 GUNDAM BIG EXPO」が開催中だ。これは、1979年からのガンダム生誕30周年を記念し、アニメやゲーム、プラモデルなど、ガンダムに関したすべての商品を展示した博覧会。
中でもアニメに出演した声優陣によるトークショーにはたくさんの観客が集まった。21日の第1回目となる「パイロットG30th I」では、宇宙世紀と呼ばれる歴史の中で活躍したキャラクターを担当した声優によるトークショーが行われた。
出演者は「機動戦士ガンダム」アムロ・レイ役の古谷徹、「機動戦士ガンダムZ」カミーユ・ビダン役の飛田展男、「機動戦士ガンダムZZ」ジュドー・アーシタ役の矢尾一樹、「機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY」コウ・ウラキ役の堀川りょう、「機動戦士ガンダムF91」シーブック・アノー役の辻谷耕史、「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」シロー・アマダ役の檜山修之。司会は、「機動戦士ガンダム SEED」アンドリュー・バルトフェルド役などを務めた置鮎龍太郎。
トークショーでは声優陣それぞれの出演作品の中で1番印象に残ったシーンを紹介。多くの声優が出演した作品の最終話を「1番印象に残った」と取り上げた。中でも古谷は、「人は、人を思うことで分かり合えると学んだ。このことは現代の環境問題でも言えることではないだろうか」と述べた。
その後のフリートークでは、声優陣が作品に出演するきっかけなどが語られた。作品の放送する数が増えるほど、マスコミの注目度が高くなるのを感じたという。また、出演者の思い出話が語られる中、「実は後になって知った」など、他作品同士ではあまり交流がなかったことを浮き彫りにさせた。
トークショーの最後には、声優それぞれが会場中央に置かれたボードにサインを残した。これは23日までに出演する予定の49名の声優がそれぞれ記入することになっている。
22日は、2010年の春にアニメ化が決定している「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」の出演声優の発表会を行うという。