美しく華麗なオープンスポーツカー、オランダから登場

自動車 ニューモデル 新型車
美しく華麗なオープンスポーツカー、オランダから登場
  • 美しく華麗なオープンスポーツカー、オランダから登場
  • 美しく華麗なオープンスポーツカー、オランダから登場
  • 美しく華麗なオープンスポーツカー、オランダから登場
  • 美しく華麗なオープンスポーツカー、オランダから登場
  • 美しく華麗なオープンスポーツカー、オランダから登場
  • 美しく華麗なオープンスポーツカー、オランダから登場
  • 美しく華麗なオープンスポーツカー、オランダから登場
  • 美しく華麗なオープンスポーツカー、オランダから登場

オランダのスパイカーカーズ社は15日、米国カリフォルニア州で行われた「第59回ペブルビーチコンクールデレガンス」において、『C8 Aileron(エルロン)スパイダー』を初公開した。アウディ製の4.2リットルV8(400ps)を搭載し、最高速は300km/hを誇る。

スパイカーカーズ社は1997年に設立。1880 - 1925年、オランダに存在していた自動車メーカー、スパイカー社とは無関係だが、スパイカー社の精神を受け継ぐメーカーである。

スパイカーカーズ社の市販第1号車は、2000年に発表された『C8ラヴィオレット』とそのオープン版、『C8スパイダー』。ラヴィオレットの後継モデルとして、今年3月のジュネーブモーターショーでデビューしたのが、C8エルロンだ。今回のC8エルロンスパイダーは、そのオープンバージョンに当たる。「エルロン」とは飛行機を旋回させるための補助翼を指す。

同社の市販車としては2世代目となるC8エルロンだが、外観はラヴィオレットの特徴を色濃く残している。もともと、1800年代のスパイカー社は、航空機用エンジンで知られたメーカー。そのためラヴィオレットでは、内外装に航空機のプロペラをモチーフとしたデザインを採用していた。

最新のC8エルロンでは、プロペラからタービンにデザインモチーフを変更。フロントバンパー左右やボディサイド、ルーフのエアインテークなどが、タービンを思わせるデザインになっているのが分かる。

ハンドメイドのインテリアは赤系のレザーにシルバーのアルミをアクセントとして散りばめたエクスクルーシブな空間。2シーターのキャビンは、スポーツカーらしい適度なタイト感に包まれる。モチーフのタービンは、空調のルーバーなどに使用された。ソフトトップは頭上のロックを解除するだけで、あとは電動でスマートに格納される。

エンジンはアウディ製の4.2リットルV8(400ps)で、ミッドシップにレイアウト。トランスミッションは6速MTと6速ATが用意され、0-96km/h加速4.5秒、最高速300km/hという1級の性能をマークする。

C8エルロンスパイダーは、2010年前半に生産開始。価格は公表されていないが、クーペの19万ユーロ(約2570万円)を上回るのは確実だ。量産スポーツカーに負けない美しく華麗なスパイダーの出現である。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集