ホンダは、世界各地のモトクロスレースで培った先進技術を投入した水冷・4ストロークエンジン搭載のモトクロス競技専用車『CRF250R』を電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)を新たに採用するなどフルモデルチェンジして9月11日から発売する。
今回のCRF250Rでは、様々な使用環境の変化に対して、より緻密に対応できるバッテリーレスのPGM-FIを新たに採用した。エンジンを新設計し小型、軽量、低重心化を図りながら、高出力でコントロール性に優れた扱いやすい出力特性を実現している。
また、フレームも新設計とし、小型軽量化するとともに高剛性化を達成した。新設計のエンジンとフレームによってPGM-FIを新たに搭載しながらも2009年モデルより軽量化を実現している。車体の低重心化とスイングアーム延長によるロングホイールベース化で加速性能の向上を図った。このほか、前後サスペンションの設計変更やPGM-FI採用による燃費向上によって燃料タンクを小型化し、ライダーが動きやすいスリムな車体デザインとともに、トータルで大幅な戦闘力の向上を図った。
価格は72万4500円。国内の年間目標販売台数は500台。