フィアット セディチ…サッカー名門、ユベントス公式車両に

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フィアットは11日、『セディチ』がイタリアサッカーセリエA、ユベントスの公式車両に指名されたことを明らかにした。ユベントスは、7月9 - 21日のキャンプ期間中、監督以下全選手がセディチを移動手段として活用する。

ユベントスはフィアットと同じトリノが本拠地。100年以上の歴史がある名門チームで、イタリア国内では1000万人、欧州全体では2500万人のファンがいるとされる。1923年にフィアット創業家のアニェッリ家がチームを買い取って以来、フィアットとユベントスの結びつきは強い。

セディチは2006年3月のジュネーブモーターショーで初公開。スズキと共同開発したSUV風のコンパクトカーで、スズキ版は『SX4』を名乗る。生産はハンガリーのマジャールスズキが担当。当初は4WDの「4×4」グレードだけの設定だったが、2008年にはFFの「4×2」グレードを追加している。

2009年4月にはデビュー以来初のマイナーチェンジを行い、好評のスタイルをアップデート。改良点はフロントに集中しており、アッパーグリルを小型メッキタイプに変更し、バンパーガードも新デザインを採用した。従来はリアバンパーにのみ装備していたアンダーガードは、フロントにも追加。アルミホイールのデザインも新しくなった。

エンジンは従来通り、ガソリンがスズキ製、ディーゼルがフィアット製。ガソリンは1.6リットル直4の最大出力を109psから120psへ向上させた。ディーゼルは1.9リットル直4ターボの「JTD」を2.0リットル直4ターボの「マルチジェット」に変更。最大出力は120psから135psに高められた。両エンジンともに排出ガス性能はユーロ5に適合。ディーゼルはCO2排出量129g/kmというクリーンさが売りだ。

セディチのデビューからの累計販売台数は、約7万4000台。そのうち、イタリアでは約4万4000台を販売し、コンパクトオフローダーのベストセラーに君臨している。

ユベントスに提供されるセディチは、ボディをチームカラーのホワイト&ブラックで塗装。フィアットは、ユベントスとのタイアップによって、5月末発売したマイナーチェンジモデルの販売に弾みを付けたい考えだ。

《森脇稔》

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