フィアットは6月29日、フランスで行われた「第56回カンヌ国際広告祭」で、史上初の4賞を同時受賞したことを明らかにした。4賞のうち金賞に輝いた作品が、動画共有サイトで公開されている。
フィルム部門とアウトドア部門の2部門で金賞に輝いたのが、フィアットの新しいブランドキャンペーン広告だ。その内容は、最もフレンドリーな動物といわれるパンダとフィアット『500』が登場し、フィアットの環境に優しい車作りをアピールするというもの。
フィアットによると、欧州で2008年に販売したフィアット全車の平均CO2排出量は133.7g/km。これは全メーカー中、最も少ない数値だという。それを表現するために、愛嬌ある表情が親しみやすさナンバーワンの動物、パンダの起用となった。
とはいえ、広告映像の内容は日本の感覚からすると理解しがたいかもしれない。これも、イタリア人気質なのだろうか。というよりカンヌで金賞受賞なのだから、欧州特有のユーモアセンスかもしれないが……。
同じく今年のカンヌ国際広告祭で、グランプリに輝いた「夕張夫妻」も真っ青の広告映像は、動画共有サイトで見ることができる。