6月の米国新車販売は営業日調整後で前年同月比30.6%減となり、昨年10月以降連続して3割を超える落ち込みとなった。年率換算では969万台と5月の991万台から再度悪化し、底を這う状況が続いている。
日本メーカーの大手も不振が続き、トヨタ自動車は34.6%減の13万1654台、ホンダは32.4%減の10万420台といずれも総市場を上回る落ち込みだった。日産自動車は前年実績との単純比較ベースで23.1%減の7万5847台。
日本車は、昨年の春ごろまでは比較的堅調だった小型や中級クラス乗用車の不振が響いている。ホンダの場合、6月はライトトラックの『オデッセイ』と『パイロット』がプラスになったものの、主力乗用車の『アコード』および『シビック』はいずれも4割を超えるマイナスとなった。