国際石油開発帝石、双日、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、3社が設立したインペックス北カンポス沖石油を通じて出資するブラジル現地法人FJPL社が、ブラジル連邦共和国北カンポス沖合フラージ油田で原油の生産を開始したと発表した。
フラージ油田は、リオデジャネイロ市の北東370kmの海上に位置し、水深1050 - 1300mにある深海油田で、約2億 - 3億バレルの原油可採埋蔵量が期待されている。
油田は深海部での開発のため、海底仕上げ井とFPSO(浮遊式石油生産・貯油・出荷施設)での開発コンセプトを採用しており、プロジェクト総投資額は、約30億ドル。
2011年には平均日産量9万バレルの生産規模となる見込み。