フィアットがアルゼンチンで90周年…500 記念仕様車も

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フィアットのアルゼンチン法人「フィアット・アウト・アルジェンティーナ」(FAA)が今年、上陸90周年を迎えた。

フィアットがブエノスアイレスに輸入業務を行なう支店を開設したのは、創業20年目の1919年。1960年には現地工場で『600』の現地組立を開始。年々アルゼンチン製部品の調達率を高めていった。後年は『128』や『レガータ』といったモデルも生産した。現在はコルドバでワールドカー『シエナ』『パリオ』を生産している。同工場は隣国ブラジル工場とともに、フィアット・グループの2大南米拠点である。

また、すでに、イベコ(商用車)、ニューホーランド(建機)、テクシッド(工機)、マニェッティ・マレッリ(部品)といった、他のフィアット・グループ企業もアルゼンチンに進出している。

現在アルゼンチンで販売されているフィアットは、欧州でもおなじみの『プント(欧州名グランデプント)』『イデア』『500』に加え、前述のシエナ、パリオ、グランデプントの3ボックス版である『リネア』、そしてイタリア本国での生産完了モデルである『ウーノ』『スティーロ』である。

今回の90周年を記念し、FAAはフィアット500の特別仕様車「90anos」(ノベンタアニョス)を発売した。

ベースは1.4スポルト。エンジンフードからルーフにかけては赤の、側面にはイタリア三色旗のデカールが施されている。インテリアにもアルミ製ペダル&ギアノブをはじめとする特別装備が盛りこまれている。

購入者にはもれなく、アルゼンチンの金細工師ファン・カルロス・パラロリス作のシリアルナンバー入りスケールモデルも贈呈される。

ノベンタアニョスの初回販売分は90台。価格が3万0500ドルと高めなのは、500がイタリア製であるからだ。アルゼンチンおよびブラジル工場製の他モデルと違い、EUからの車両に高額の関税が課されるためである。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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