オペル アストラ 新型…ライバルと比較

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オペルの英国ブランド、ヴォクスホールは17日、新型『アストラ』の開発テストの様子を動画共有サイトで公開した。現役BTCC(英国ツーリングカー選手権)ドライバーが新型を駆り、ライバルのフォルクスワーゲン『ゴルフ』やフォード『フォーカス』を追い抜いていくという、対抗心むき出しの内容だ。

新型アストラは5月13日に初公開。「ファーストクラスコンパクト」がコンセプトに、欧州Cセグメントで最高の商品力を持つ5ドアハッチバックとして開発された。

新型はオペルの最新デザインテイストを導入。とくに、エアロダイナミクスは600時間もの風洞実験で徹底的に煮詰められ、スリムでスリークなフォルムが完成した。全長は4420mmと現行比で165mm延長。キャブフォワードの躍動感あるデザインが特徴だ。

インテリアは現行比で71mm伸ばしたホイールベースによって、ゆとりが向上。フロントにはサポート性と安全性を追求したエルゴノミックシートを採用した。また、「アイフロントカメラ」をオプション設定し、走行中のレーン逸脱をドライバーに警告。9種類の機能を持つバイキセノンヘッドランプの「AFL+」も用意される。

エンジンは8種類で、すべてユーロ5の排出ガス規制をクリア。ディーゼルターボの「CDTI」は、4気筒の1.3-2.0リットル4機種で、最大出力は95-160psだ。ガソリンは4気筒の1.4 - 1.6リットル4機種で、最大出力は100 - 180ps。このうち、1.4リットル直4ターボ(140ps)は、従来の1.8リットルNAに代わるダウンサイジングユニット。14%トルクを引き上げながら、低燃費も実現している。

トランスミッションは6速MTと新開発ATで、ATには「アクティブセレクト」機能を採用。『インシグニア』で定評の「フレックスライド」サスペンションは、このクラスとしては珍しい装備で、電子制御のダンパーは、「スタンダード」、「スポーツ」、「ツアー」の3モードが選択できる。

新型アストラは、9月のフランクフルトモーターショーで、5ドアハッチバックが正式デビュー。ライバルをかなり意識したPR映像は、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

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