ルマン24時間耐久レース、序盤にトラブルが頻発し粘りの走りを続けるルーズシラーモータースポーツ(KSM)の39号車「ローラ・マツダ」野田英樹/プルタル/マーシュ組。24時間完走目前で、リタイアとなった。
39号車は、ブーストの圧力が下がってしまうトラブルを抱えながらの夜間走行。その最中に17号車ペスカローロスポーツの「プジョー908 Hdi-FAP」がチャペル・コーナーでクラッシュ、14日午前4時過ぎにセーフティカーが導入される。39号車はこのタイミングでブーストトラブルを解消した。その後、朝9時半過ぎにエキゾーストが破損、午前11時半、レースに復帰。午後1時30分過ぎ、2009年のフィニッシュを飾るため野田がステアリングを握る。
ところがフィニッシュまで残すところ45分あまりとなった午後2時過ぎ、エンジンにトラブル発生、修理のためにピットへ。そこでマシンのエンジン付近から炎が吹き上がる。すぐにマーシャルが駆けつけ消火、野田は怪我もなく無事に脱出。しかしKSMの2009年ルマンはスタートから23時間15分、ピットロードでリタイア、フィニッシュとなった(記録は22時間56分21秒666、261周。トップとは121周差)。
ほかに日本勢ではTEAM NAVI GOHの5号車「ポルシェRSスパイダー」の荒聖治/国本京佑/サッシャ・マーセン組が22時間44分28秒706、339周でリタイア、JLOCの68号車「ランボルギーニ」が6分02秒272、1周でリタイアしている。マツダ勢ではオークレーシングの24号車「ペスカローロ・マツダ」のニコレ/エアン/イボン組が20位で最高位(LMP2クラス3位)。