コスモ石油は9日、四日市製油所内にミックスキシレン蒸留装置を新設すると発表した。
新設するミックスキシレン蒸留装置の生産能力は、年間30万tで、2011年11月に完成・稼動する予定。
同社は韓国のヒュンダイオイルバンクと韓国でパラキシレンを合弁生産する計画。コスモ石油は、ミックスキシレンを合弁会社に新設予定のパラキシレン製造設備に安定的に供給することにより、原油からパラキシレンまでの精製・石化一貫操業体制による収益の拡大・安定化が図れると判断した。
コスモ石油としては、国内のガソリン需要が低迷している中で、ガソリン留分の需給改善も図れるとしている。