VWと中国BYDが提携---EVやハイブリッドを開発

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フォルクスワーゲンは5月25日、中国BYDとリチウムイオンバッテリーを使用したEVやハイブリッド車の開発で提携すると発表した。

中国広東州に本社を置くBYD(比亜迪)は、1995年設立と歴史の浅い会社だが、リチウムイオンバッテリーの生産量で世界3位、携帯電話用リチウムイオン電池の生産では世界1位のメーカーだ。また、BYDブランドから自動車も発売している。BYDとは(ビルド・ユア・ドリーム)の略である。

フォルクスワーゲンは2008年5月、三洋電機と次世代リチウムイオンバッテリーの開発で提携。傘下のアウディが主体となって、三洋電機とハイブリッド車向けリチウムイオンバッテリーの研究を進めている。

さらに、フォルクスワーゲンは今年2月、東芝との提携を発表。コンセプトカー『up!』シリーズの市販仕様、「ニュースモールファミリー」に搭載する電気パワートレインやパワーエレクトロニクスの開発、次世代EVのための高エネルギー密度バッテリーシステムの開発で協力関係を築いた。

フォルクスワーゲングループのマルティン・ヴィンターコルン会長は、「次世代環境車の開発においては、潜在的技術力を持つ複数の企業と連携を深める」と語っており、その戦略に沿った形で今回のBYDとの提携が実現した。

今回両社は、リチウムイオンバッテリーを使用したEVやハイブリッド車の開発分野での提携と発表。フォルクスワーゲンのUlrich Hackenberg技術担当副社長は、「VWはブルーモーション、ハイブリッド、EVの開発を強化している。中国での次世代環境車の開発においては、BYDのような高い技術力を持つパートナーとの協力が重要」とコメントしている。

GMと中国トップシェア争いを続けるフォルクスワーゲンにとっては、中国での次世代環境車の早期発売が急務。BYDとの提携は、現地でのエコカー開発で主導権を握りたいフォルクスワーゲンの全方位外交として注目できる。

《森脇稔》

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