21日午後、兵庫県神戸市須磨区内の阪神高速道路・3号神戸線の西行きで、小中学生が乗るとみられる自転車3台が本線に進入するというトラブルが起きた。自転車は路肩を走行。クルマからの通報が相次いだが、警察が発見するには至らなかった。
兵庫県警・高速隊によると、警察がトラブル発生を認知したのは21日の午後3時50分ごろ。神戸市須磨区古川町付近を走行していたクルマの運転者から「小中学生とみられる自転車3台の一団が路肩を走行している」との通報が寄せられた。
同隊のパトカーが出動。その後も同様の通報が20件ほど相次いだが、自転車の一団を発見するには至らなかった。自転車は若宮ランプ出口から進入。約2km離れた湊川ランプまで走行し、一般道に下りたものとみられている。気づいた車両が停止するなどしたため、接触や衝突等の事故は起きなかった。
警察では故意に進入したものとみて、ランプ設置の防犯カメラ映像の分析を進めるとともに、周辺の小中学校に対して注意を行っている。