【人とくるまのテクノロジー09】童夢が インサイト プロジェクトを発表

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5月20 - 22日にパシフィコ横浜で開催されている「人とくるまのテクノロジー展2009」に童夢のブースを発見。と、そこにはひっくり返されたインサイトの5分の1スケールモデルが展示されていたのだ。

「インサイト・ウルティメイト・プロジェクト」と名付けられたこのプロジェクトは、2つの項目に分かれている。まず1つはノーマル仕様を大幅に上回る空力性能を実現するため、アンダーパネルの開発とホイールカバーの装着を行ない、次にバンパーやドアミラー形状の最適化、さらに実車による走行実験で効果を確認するという。

もう一つはカーボンコンポジットでボディパーツを作ることによる大幅な軽量化。これは『シビック・タイプR』でも実証済みの方法なので、確実に効果は期待できそうだ。

風洞実験設備と、それによって培った空力性能のノウハウ、さらにはカーボンコンポジット製品の開発力では日本一という、童夢ならではのアプローチでインサイトのポテンシャルを引き出す計画なのである。

展示されていたのはまさに風洞実験のためのスケールモデルで、そのアンダーフロアはカーボンの滑らかなパネルで覆われていた。これを見るだけでも、かなり空気抵抗が軽減され、ダウンフォースも高まりそう。

とはいえ、まだプロジェクトは始まったばかり。実車が完成するのはおよそ半年後とのこと。現在、様々なチューナーがインサイトのチューニングやパーツ開発を行なっている。その中でも飛び切りのプロジェクトと言えそうだ。

《高根英幸》

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