ルール改正がなされなければ撤退も辞さない考えであることを発表したフェラーリ。両ドライバーもチーム側の考えに賛成している。
「なぜチームがそういう結論に至ったのか、充分理解できるよ。まったく別の階級(マシン)が一つのチャンピオンシップを戦うなんて考えられないよ。一方だけにフレキシブルウィングの搭載や、レブリミッターなしが認められるなんて。ルールの不安定が混乱を招くことは今年を見れば分かる。中にいる僕らはもちろんのこと、ファンにとっても良くないよ」と、フェリペ・マッサ。
キミ・ライコネンは、「フェラーリなしのF1なんて考えられない。マクラーレンにいる時から、フェラーリの存在は別格だった。ここに来てからは、フェラーリが一チームという枠組み以上の存在であることを実感した。レース界においても、市販車においてももはや伝説なんだ。僕はレースを心から愛しているし、F1をモータースポーツの頂点だと考えてきた。それは競争という意味においても、技術という意味においても。異なるルールに則ったマシンが共に戦うなんて想像もできない。フェラーリのような企業が他でレースすることを検討するのも納得できるよ」とコメントしている。