北米マツダは6日、ジム・オサリバン社長兼CEOが「2009オートモーディブエグゼクティブオブザイヤー」を受賞したと発表した。
オートモーディブエグゼクティブオブザイヤーは、米国の自動車業界で優れた経営手腕を発揮した人物に授与されるもの。過去には、名車『コブラ』を生み出したキャロル・シェルビー氏、トヨタからクライスラーに電撃移籍したジム・プレス氏、元GM会長のロジャー・スミス氏、クライスラーやフォードを再生したリー・アイアコッカ氏、独創的な『DMC-12』を開発したジョン・デロリアン氏が受賞している。
ジム・オサリバン氏は2003年4月に北米マツダの社長兼CEOに就任。米国、カナダ、メキシコ、プエルトリコの販売、マーケティング、サービス、物流などを担当している。
マツダは過去1年半で主力車種のラインナップを一新。今後1年半で6種類の新型車投入を計画している。同賞の主催団体は、「オサリバン氏は豊富な人脈を経営に生かし、『マツダ3』(日本名:『アクセラ』)などの新商品も積極的に発売。今年のエグゼクティブオブザイヤーにふさわしい人物」と、高く評価している。
オサリバン氏は「我々のような小さな自動車メーカーは全社員が連携して高い成果を生み出す必要がある。受賞は私ひとりの努力ではない」と、社員の労をねぎらっている。