ポルシェは20日、上海モーターショーで新型『パナメーラ』をワールドプレミア。その前日の19日夜、ポルシェはプレス向けのパナメーラのプレビューイベントを大胆な場所で実施した。ポルシェがプレビューイベントの場所に選んだのは、上海市内の「ワールドフィナンシャルセンター」(中国表記は上海環球金融中心)。2008年8月に完成した超高層複合ビルで、開発は日本の森ビルが手がけた。ワールドフィナンシャルセンターは地上492m、101階建て。台湾の「台北101」の508mに次いで世界第2位の高さだ。この巨大なビルの94階でポルシェはパナメーラを披露したのである。とはいえ、94階は地上425mもの高さ。いったい会場までどうやってパナメーラを搬入したのだろうか。ヘリコプターで屋上まで運ぶ方法もあるが、強風の際はリスクが高まる。そこで、ポルシェは荷物用のエレベーターでパナメーラを94階まで引き上げる方法を選択した。しかし、全長4970mm、全幅1930mmのパナメーラは普通の方法ではエレベーターに収まらない。そこで、専用の台車に固定し、その台車に載ったパナメーラをエレベーター内に垂直に立てることで、この問題を解決した。それでもパナメーラの全幅1930mmのボディは、エレベーター内ギリギリの大きさ。積み込みと積み下ろしの際には、多くのスタッフの人海戦術で、ていねいに作業が行われたという。そんな苦労もあって、パナメーラのメディアプレビューは大成功。おそらく、世界で最も高い場所で行われた新車発表会になったのではないだろうか。
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