ニューヨークモーターショーでプロトタイプが発表された『アウトランダーGT』。Aピラーより前方が一新され、HIDヘッドライトやランエボ風の「ジェットファイターグリル」を用いたフロントグリルが特徴だ。
どうやら今秋マイナーチェンジを受けるアウトランダーは、フロントグリルはすべてこのフェイスになるようだ。北米三菱自動車販売のジョン・ケーニッヒ販売担当執行副社長によると、「今回発表されたのはプロトタイプだが、10月に生産開始する2010年モデルのアウトランダーは、今回の『GT』を最上級グレードとして追加するとともに、北米仕様のみならず、日本、欧州などワールドワイドでこのグリルを採用する。北米仕様は11月後半の発売だ」とのこと。
最上級スポーティーグレードのGTだけでなく、ベースグレードの4気筒NAにもランエボ風グリルが採用されることで、アウトランダーのモデルとしての性格はよりアグレッシブなイメージへとシフトする。
新型『ランサー(ギャランフォルティス)』に始まり、昨年のパリモーターショーで発表された欧州仕様の『コルト』もジェットファイターグリルに変更された。今後の三菱車のアイデンティティはこの方向性で固まりそうだ。