アウディ創立100周年…ドイツ最大のクラシックカーショーに出品

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アウディ創立100周年…ドイツ最大のクラシックカーショーに出品
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アウディは25日、4月5日にドイツ・エッセンで開幕するクラシックカーショー、「テクノクラシカ」に出展すると発表した。7月16日に創業100周年を迎えるアウディは、7台の貴重な名車を披露する。

7台の中で目を見張るのは、1991年式『クワトロスパイダー』。同年のフランクフルトモーターショーで初公開されたスポーツカーで、2ドアクーペの美しいシルエットが特徴だ。オールアルミ製ボディに直4ガソリンエンジン(174ps)を搭載し、最高速250km/hを実現。コンセプトカーにもかかわらず、ドイツのアウディ販売店には100人以上の購入希望者が訪れたという。結局、市販はされず、幻のスポーツカーとなった。

1935年式『225フロントスペシャルロードスター』も要注目の1台。生産台数わずか2台という超希少車で、第2次世界大戦後の混乱期に行方不明となっていた。2台のうち、1台のシャシーが発見。アウディがこれを買い取り、コーチビルダーのZinke社と共同で、当時の写真や資料を基に美しいロードスターが復元された。

さらに、『アウディスポーツクワトロS1パイクスピーク』も公開される。同車は1980年代後半、米国の有名ヒルクライムレース、パイクスピークを3回制覇。現在はポルシェの開発トップドライバーを務めるウォルター・ロール氏が、初めて9分を切るタイムでパイクスピークを上りきったことで知られる。

このほか、1919年式『アウディタイプC・アルピーヌチャンピオン』、1965年式『アウディ72』、本格的なエアロダイナミクスを導入した1982年式『アウディ100』、2008年のルマン24時間を制した『R10TDI』が展示される。

アウディはほかにも7月16日の創立100周年に向けて、さまざまなイベントを企画している。

《森脇稔》

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