日産自動車とルノーは9日、米国アリゾナ州トゥーソン地域を統括するピマ郡自治体連合(PAG)と、PAGが電気自動車(EV)の充電ネットワークを配備し、ゼロ・エミッションモビリティを推進していくためのパートナーシップを締結したと発表した。
アリゾナ州スコッツデールに本拠を置き、自動車や公共交通機関の電動化技術と蓄電技術の開発を行うエコタリティ社もトゥーソン大都市圏へのEV普及に向けて本パートナーシップに参加する。
日産は、このパートナーシップ合意事項の一環として、PAGと管轄域のEV購入をサポートするとともに、PAGと協力してEVの充電インフラ整備の推進計画の策定を目指す。トゥーソン地域は、充電ネットワークの設置、運営、管理を推進、支援していく。エコタリティ社は、EVインフラ整備のため、日産、PAG、電力その他諸団体の取り組みをサポートする。
なお、パートナーシップは、トゥーソン地域内の充電ネットワークの拡大に向けて取り組むPAGクリーン都市プログラムの一環と位置付けられている。
日産は、ゼロ・エミッション車(ZEV)のグローバルリーダーとなることを目指しており、2010年に米国、日本にEVを投入し、2012年にはグローバルでの量販を計画している。