ドイツのEDAGグループは、3月3日に開幕されたジュネーブモーターショーに、コンセプトカー『ライトカー・オープンソース』を出展した。インホイールモーターを採用し、LEDテクノロジーをふんだんに導入した革新的なスタイルとパッケージングを実現した近未来のEVだ。
ライトカー・オープンソースの特徴は、インホイールモーターにある。4輪に独立したモーターを内蔵し、リチウムイオンバッテリーからの電力によって4輪を駆動。最大航続距離は150kmを想定している。
特徴的なLEDはヘッドランプやテールランプだけでなく、ボディパネルにも使用。とくにリアゲート全面がパソコンのモニターに見立てられており、後続車に対して、ブレーキの強さをレベルで表示したり、前方の渋滞を知らせたりすることができる。
ボディの素材に世界初の「basaltファイバー」を採用したのもニュース。これはASAテック社が開発した素材で、アルミやカーボンよりも軽量高剛性で、コストが安いというメリットがあり、100%リサイクルが可能だという。