【新聞ウォッチ】GM、3兆円の最終赤字、延命中止の声も

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【新聞ウォッチ】GM、3兆円の最終赤字、延命中止の声も
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年2月27日付

●BMWハイブリッド車販売へ(読売・10面)

●大型車交通量1割減、中・西日本1月の高速道路(朝日・7面)

●GM、4年連続赤字、08年12月期、純損失3兆円(朝日・13面)

●雇用激震21年春闘:自動車業界 協調し何より雇用維持を、川口均・自工会労務委員長(産経・8面)

●インド低価格車3月に発売、タタ製「ナノ」(産経・8面)

●東京モーターショー「曲がり角」ビッグ3不参加・欧州車「検討中」不況で出展難色「日本より中国」の声も(東京・9面)

●GM再建続く綱渡り、政府支援膨らむ恐れ(日経・9面)

●非食用植物のバイオ燃料、ホンダ、千葉に実験棟(日経・11面)

●時価総額構成比、トヨタ・ホンダが上昇、世界の自動車16社(日経・13面)

●バイオ燃料エンスト続出、国交省「定期点検を」(日経・39面)

ひとくちコメント

経営危機に陥っている米ゼネラルモーターズ(GM)がいよいよ「破産処理」に進む可能性が強まってきた。

同社が発表した2008年の通期決算で最終損益が308億6000万ドル(約3兆円)の赤字を計上。07年の387億ドルに次ぐ過去2番目の赤字額で、最終赤字は4年連続となる。08年末の債務超過額は861億ドル(約8兆4000億円)と07年末の2.3倍に拡大している。

きょうの毎日が1面トップで報じたほか、各紙とも経済面に解説記事と書き分けて掲載。「業績悪化に歯止めがかからず、経営危機脱出の兆しは見えない」(朝日)とし、3月末までに支援の是非を決める米政府は「厳しい判断を迫られる」(日経)などと、各紙とも延命中止を臭わせる論調となっている。

1ドル=98円台という急激な円安で日本車メーカーは一息ついているが、米ビッグ3が経営破綻すれば、下請け部品会社を含めて影響は計り知れない。

《福田俊之》

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