ヒュンダイは19日、ジュネーブモーターショーに出展するコンセプトカー『ix-onic』の写真を公表した。アグレッシブな外観のコンパクトSUVで、環境に優しいパワーユニットを搭載する。
新SUVは『Tucson』(ツーソン)の後継モデルとして開発。ドイツ・リュッセルハイムのヒュンダイデザイン部門が手がけたボディは、アグレッシブな雰囲気だ。ボリューム感を持たせたフェンダー、V字形に絞り込んだボンネット、バンパーに斜めに切り込むように配されたLEDデイタイムライト、21インチの光沢アルミホイールなどに、その特徴が見て取れる。
ボディサイズは全長4400×全幅1850×全高1650mmとコンパクトだが、大人5名が乗れるゆとりの室内空間を確保。ヒュンダイは「欧州Cセグメントのライバルと比較して、ワイドなスペースを実現した」と自信を見せる。リアウインドウに高強度ポリカーボネート、「Lexan」(レキセイン)を使用しているのも特徴だ。
エンジンは直噴1.6リットル直4「GDi」ターボで、最大出力は170ps。アイドリングストップ機能を組み込む効果もあって、CO2排出量は149g/kmとSUVとしては優秀な数値をマークする。トランスミッションは6速2ペダルMTの「ダブルクラッチ」で、駆動方式は4WDだ。
ix-onicは、3月3日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表。コンセプトカーとしての展示だが、2010年には次期ツーソンとして、デビューすると思われる。