【新聞ウォッチ】「トヨタ5月に増産」日経が好転兆し報道

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年2月18日付

●中川財務相が辞任、予算待たず引責(読売・1面)

●GM、クライスラー政府に 再建計画きょう提出(朝日・10面)

●独ダイムラー1770億円の赤字、08年10-12月期(朝日・10面)

●欧の公的銀行に日産が融資要請(朝日・10面)

●「ハイブリッド車投信」発進、関連50社株組み入れ(朝日・11面)

●三菱自動車、クライスラーと提携解消、10年めどOEM打ち切り検討(毎日・6面)

●GM、クライスラー労使交渉なお難航(東京・3面)

●トヨタ4月も生産停止、平日3日間、販売、想定以上の不振(東京・8面)

●トヨタ、5月に増産へ 国内、前月比3割増、在庫調整が進展(日経・1面)

●東京モーターショー、商用車4社、出展見送り、日野など国内勢で初(日経・9面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が5月の国内生産を、2-4月の月平均台数に比べ約2割多い20万台規模に引き上げる方針を固めたと、きょう日経が1面準トップで報じている。

記事によると、4月までに在庫を適正水準に圧縮できるとみており、このまま大幅減産を継続すると、「5月以降は販売が上向かなくても車種によって品薄な状態になる可能性がある」と判断、ほかの国内メーカーに先駆けて生産水準を上げるとしている。

ところが、きょうの東京によると、「販売不振は想定以上に深刻化」とし、4月も追加減産を実施する方針」と伝えている。さらに、「トヨタは現時点で、4月末までに在庫の適正化を図り、5月から生産台数を増加させたい意向だが、販売好転の見通しは立っていない」と指摘している。

トヨタの増産は関連産業の操業にも大きな影響を与える。日経報道が真実ならば「一息」つけそうだが、閑古鳥のなく巷を見渡せばそう甘くないかも……。

《福田俊之》

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