【ENEX09】電界放出ランプ…消費電力は白熱電球の10分の1

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【ENEX09】電界放出ランプ…消費電力は白熱電球の10分の1
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「ENEX2009 第33回地球環境とエネルギーの調和展」(2月10 - 12日、東京ビッグサイト)では、電界放出ランプ(FEL)による自動車用ランプの省エネ化を図った「自動車用省エネランプ・リアランプモデル」が展示されていた。

クルマ前後のランプ消費電力を白熱電球タイプに比べて約10分の1に低減させるFEL(Field Emission Lamp)は、テレビのブラウン管の仕組みと似た真空容器中で電界放射電子を加速させ蛍光体を発光させるというもの。

NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が富士重工業に委託して研究・開発している同ランプモデルは、電気自動車の電装系の消費電力を抑えることによって航続距離を延ばそうという試みのひとつだ。

富士重工業・スバル技術研究所の難波篤史氏は、「この展示まで3年の研究開発期間を要した。今後は自社商品にも取り付けられるように実用化を目指したい」という。また、LEDタイプの自動車用ランプとのエネルギー効率比については「およそLEDの4分の1」と難波氏。部品数もLEDタイプとそれと変わりないという。

実用化されれば電気自動車をはじめ、既存のガソリン車にも装備されるだろう。

《レスポンス編集部》

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