日産自動車は、パキスタン南部のカラチにある生産・配給会社のガンダーラ日産が『サニー』(N16型)の生産を再開したと発表した。
ガンダーラ日産では2002年まで旧型『サニー』(B14型)を生産していた。現在のN16型サニーは、日本からの輸出した車両を現地で販売していたが、現地生産に切り換える。
サニーの生産ラインでは、日産がグローバルで展開する日産生産方式を採用し、他拠点と同じレベルの品質基準の達成と生産同期化を図っている。日産は現地生産の再開に先立ち、日本からエンジニアを派遣し、10か月間にわたって生産技術、現場管理、品質保証などのトレーニングにあたった。
パキスタンにおける2008年の日産車販売実績は430台。ガンダーラ日産は現在パキスタン国内に6店舗の販売拠点を持っているが、需要増に応えるため今後2年間で店舗数を倍増させる計画。
現地製サニーは2月1日から販売開始した。