ヒュンダイのスーパーボウルCM…華麗なるドリフト、ジェネシス クーペ

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ヒュンダイは2月1日に米国で行われる「スーパーボウル」用のCMを公開した。新型『ジェネシスクーペ』がサーキットで豪快なドリフトを披露している。

ジェネシスクーペは2008年3月のニューヨークモーターショーで発表。ヒュンダイとしては初のFRスポーツクーペで、トップグレードには3.8リットルV6(310ps、36.8kgm)が搭載される。ブレンボ製ブレーキなどで足回りも強化。北米では今年春から販売がスタートする予定だ。

発売前の絶好のタイミングで放映されるCMは、ジェネシスクーペのスポーツイメージが前面に押し出された。撮影はジョージア州北部のサーキット、「ロードアトランタ」で行われ、ドライバーにはリース・ミレン氏が起用された。

同氏は父親がロッド・ミレン氏、叔父がスティーブ・ミレン氏というレーサー一家。05年にはGMのポンテアック『GTO』に乗り、米国のフォーミュラDのチャンピオンに輝いている。また、07年と08年の年末には、オフロードトラックでバック走行での宙返りに挑戦。そんな命知らずの彼にとって、ドリフトなど朝飯前である。

CMでは、全長4kmに12のコーナーを擁するロードアトランタで、ジェネシスクーペが豪快にドリフト走行する様子が収められている。リース・ミレン氏のテクニックはまさに神技。ジェネシスクーペにとっては、これ以上のCMはないくらい、強烈なインパクトを与えることに成功している。

全米ナンバーワンの高視聴率番組、スーパーボウルだが、今年は初めてGM、フォード、クライスラーのビッグ3が、30秒のCMで300万ドル(約2億7000万円)とも伝えられる広告料削減のため、CM放映を見合わせた。代わって存在感を増したのがヒュンダイやアウディ。両社の勢いを象徴するかのような出来事だ。

このCMは動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

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