アジレント・テクノロジーは、カーナビゲーションシステムなどのGPS(全地球測位システム)機能搭載機器やそのソフトウェアの開発部門向けに、研究室内での検証を行うことができる機能試験システム「カーナビ・ファンクションテストシステム」を開発。23日から販売する。
カーナビ・ファンクションテストシステムは、カーナビなどのGPS機能搭載機器やそのソフトウェアが正しく動作しているかを、現場に出向かずに開発段階で自動評価できるシステム。システムでは、検査担当者の代わりにロボットがキー操作を行う。キー操作を行った際の機器の画面をカメラで取得したり、音声をマイクで収集したりすることで、正しく動作しているかを自動判定する。GPSを含むさまざまな信号のシミュレーションに対応する。
研究室内でのテストの自動化、テスト手順の蓄積や共有により、GPS機能搭載機器の開発時間、コストの低減が図れると、している。
システムは、同社の販売網を通じて全世界で販売する。同社では、このシステムを1月28日から30日まで東京ビッグサイトで開催されるエレクトロニクス製造/研究・開発における検査技術の専門展「エレクトロテスト・ジャパン」の自社ブースに展示する。