デトロイトモーターショーの会場内を歩いていると、ブースの設営方法がメーカーによってかなり異なることを感じる。たとえばGMやクライスラーグループは、一部の車種をターンテーブルやステージに乗せているものの、全体的にはとても簡素な作り。一部を除き、照明の演出もなくきわめて暗かった。アメリカ3大メーカーのなかでも、フォードモーターだけは天井に大きな飾りを作って空間を演出していたのとは対象的だ。日本のメーカーは、トヨタやホンダ、マツダともにしっかりとブースを作り込んでいたが、リサイクルガラスを使うなど床まで凝ったトヨタに比べると、特にホンダは構成がシンプルだった。いっぽう、勢いのあるのはドイツメーカーだ。フォルクスワーゲンは広大な敷地に凝ったブースを展開し、目がくらむほど明るい照明を用意。そしてBMWやミニ、アウディ、メルセデスベンツなどもお金を掛けた立派なブースを作り上げていた。はっきりいってしまえば、派手で景気がいい。景気の動きに対する反応が鈍いのだろうか? それとも?
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