豊田自動織機のトヨタL&Fカンパニーは、フォークリフト作業時の後方確認を支援する「後方作業者検知システム」を8日から販売開始した。
これまで、フォークリフトで後進での作業を行う際には、オペレーターの後方確認不足が原因で、構内作業者との接触事故が度々発生しており、同社はフォークリフトメーカーとして、後進時の後方確認支援について検討してきた。
今回発売する後方作業者検知システムは、フォークリフト後進時に「超音波発信タグ」を所持した構内作業者があらかじめ設定された範囲内に入ると、フォークリフトに取り付けた「超音波レシーバ(受信機)」が超音波を受信して、警報音でフォークリフトオペレーター、構内作業者に注意を促し、事故の発生を未然に防ぐシステム。
同社は今後も、豊富な商品ラインナップとともに、安全面も含めたトータルな提案で、顧客に最適な物流環境の構築をサポートする方針だ。