ダイムラーは2日、欧州向けのメルセデスベンツ『CLS』に「グランドエディション」を設定した。「デジーノ」プログラムを導入した特別な内外装が特徴だ。
デジーノプログラムとは、ボディカラー、シート色、内装トリム素材から顧客好みの内外装をコーディネートし、特別な1台を作り上げるプログラム。CLSのグランドエディションにも、その魅力が如何なく発揮された。
ボディカラーはオブシディアンブラック、イリジウムシルバーなど全4色の設定だが、そのすべてが「マットデジーノペイント」と呼ばれる光沢のある塗装となる。フロントグリルも光沢仕上げになり、高級感が引き上げられた。
足元はAMG製の18インチ5本スポークで、タイヤは前245/40R18、後275/35R18サイズを装着。内部をダーク仕上げとしたバイキセノンヘッドランプも専用アイテムだ。
内装はデジーノの見せ所で、レザーシートはマロンサンド、ミスティックレッド、ブラックなど5色から選択可能。ウッドパネルもマットとハイグロスの2種類の仕上げから選べる。ウッド+レザーのステアリングホイールやアルミ製ペダルも採用。ルーフはアルカンターラ張りとなる。
グランドエディションは「CLS280」や「CLS350CGI」など4グレードに設定され、価格は6万7294ユーロ(約875万円)から。欧州では2009年3月から販売されるが、日本導入は未定だ。