【D視点】ジャパニーズカロッツェリア生まれ…KEN OKUYAMA K.O 7

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オンロードのクラシックレーシングカー

2008年ジュネーブモーターショーでワールドプレミアされたKEN OKUYAMA DEZSIN『K.O 7』がウェブサイトで予約注文を開始した。予約販売台数は99台、車両本体価額は消費税別で1950万円から。

四輪共サイクルフェンダーの葉巻型スタイルのオープン2シーターで、ボディサイズは全長3635mm、全幅1850mm、全高1100mm、ミッドマウントエンジンは2リットルDOHCで6速MTのみの設定。車両重量が750kgに対して馬力は200 - 240psと、パワーウエイトレシオはクルマというよりバイクに近い。

次世代スポーツカーを具現化したとされるK.O 7のロングノーズ・ショートデッキのプロポーションは、クラシックレーシングカーをイメージさせる。日本刀からデザインのインスピレーションを得たとされるK.O 7は、アルミ地肌とカーボンパネルのボディを『匠の技』で仕上げている。公道を走るレーシングカーのようで、その魅力には凄みさえ感じさせる。

しかし、伝統や性能的な裏づけも無い小さなオープン2シーターに、2000万円以上を支払う人は限定されそうだ。ユーザーになった「心意気」をアピールできるのが、最大の魅力といえる。

《松井孝晏》

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