【スズキ スプラッシュ】小回りは苦手

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スズキが発売した『スプラッシュ』は、企画や開発が欧州中心で行われたこともあり、走りの性能に関しては高い評価を獲得している。ただし、実際に運転してみるとひとつ気になることがある。

スプラッシュは全長3715mm、全幅1680mmというコンパクトサイズだが、最小回転半径は5.2mとボディのわりに大きいことだ。そのため車庫入れなどで、思い切りハンドルを切った時などに予想以上に小回りが効かないのだ。

スプラッシュを開発したアシスタントチーフエンジニアの鈴木正倫さんは「スプラッシュは、このボディに対しては大径の15インチタイヤを標準採用しています。なおかつ日本の規定にあるチェーンを装着した際のボディとのクリアランスを確保するために、タイヤの切れる角度が少なめになっています」とコメント。

日本車では、ホンダ『フィット』の1.3リットルFFで4.7m、日産『マーチ』が4.4m、トヨタ『ヴィッツ』が4.7mと、いずれも5m未満に抑えられているのに対し、欧州車のスペックを調べると、プジョー『207』は5.4m、VW『ポロ』が4.9m、BMWグループの『MINI ONE』が5.1m、メルセデスベンツ『Aクラス』が5.3mと、ポロは検討しているが、国産コンパクトカーの小回り性能と比べると、欧州車は小回りが苦手と言える。

欧州基準で作られたスプラッシュは、フットワークの面では秀逸な走りを見せてくれるのだが、国産コンパクトカーから買い替えの場合、狭い場所での車庫入れに関しては難度が高くなるので、車庫入れが苦手な人は事前に取り回しをチェックしておいたほうがよいだろう。

《岡島裕二》

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