神戸製鋼、インドネシアで改質褐炭の大型実証プラントが稼動

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神戸製鋼所は、同社の石炭エネルギーセンター(JCOAL)の事業として、経済産業省の支援を受けてインドネシアで推進している「改質褐炭(低品位石炭の高品質化)」の大型実証プラントが、稼動を開始したと発表した。12月4日、現地で竣工式を開催する。

これは、インドネシアに豊富に存在するものの、水分が多いため利用が進んでいなかった低品質炭を改質・高品質化して、主に電力用途で活用することを目的とする大型実証プロジェクト。

神戸製鋼が会員となっているJCOAL事業として経済産業省からの支援を得て実施するもので、総事業費約80億円の半分を経産省が負担する。

実施に当たっては、インドネシアの資源投資会社ブミ・リソーシズ社、その子会社である大手石炭会社アルトミン社とパートナー契約を結び、実証プラントを南カリマンタンのサツイ石炭鉱区に建設した。

規模は1日600トンで、負荷試運転(実際に褐炭を挿入しての試運転)を開始しており、2009年度末にかけて約1年半に及ぶ実証運転で、UBCの大規模サンプルを日本を中心とする複数の電力会社へ試供する。その後、2010年度の初受注を目指す。

《レスポンス編集部》

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