TCMは、ハイブリッドシステムの搭載で燃費を大幅に削減した超大型ホイールローダ『L130』(バケット容量=13.03立方m)を開発した。
主に大規模な鉱山や採石現場で使用される超大型のホイールローダL130は、エンジンで発電機を回し発電された電気で走行する「ディーゼルエレクトリック方式」を採用した。さらに、減速時に発生するエネルギーをキャパシターで回収し再利用することで、従来のトルコン式に比べ燃費を約30%削減した。
また、通常の油圧ディスクブレーキとモーターの電気ブレーキを併用することで、ブレーキディスクの寿命を延長するなど、メンテナンス費用の削減も図った。
今後、日立建機と共同でマーケティングを進め、大型ホイールローダのシリーズ化により、世界の大規模鉱山・採石現場をターゲットに、販売の拡大を図る。
販売目標は2013年度に年間20台。