日産自動車は、コンパクトカー『キューブ』をフルモデルチェンジし26日より全国一斉に発売する。新型キューブは、先代が築いたリラックス感あふれる世界観をベースとし、ピースフルで、ぬくもりを感じる“走る自分スタイル空間”をコンセプトに開発された。
エクステリアでは、特徴的なリヤの非対称デザインに代表される、ひとめ見て「キューブ」だと分かるスタイリングはそのままに、よりシンプルで普遍的なデザインとした。
インテリアは、ソファのような質感のシート、運転席からも空が視界に入り込むガラスルーフに「障子」のようなシェードを組み合わせ、室内をやさしい明るさで包むなど、工夫を施し、広くなった室内空間とあわせ、快適性を乗員に提供することを意図した。
一方、室内空間を広げながらも車両サイズは全長4m未満にとどめ、良好な視界とともに取り回しの良さを実現しているほか、滑らかな走りや高い燃費性能など、日常使いのクルマとしても高い性能を持つモデルをめざした。
なお、これまで「キューブ」は国内専用モデルであったが、今回の日本発売を皮切りに、北米では09年春、欧州では09年秋など、海外でも発売する。
日本市場での販売目標は4200台/月。店頭発表展示会は11月29日、30日、12月6日、7日を予定する。
価格は2WD/HR15DE/15S/エクストロニックCVTの144万9000円からe・4WD/HR15DE/15X FOUR Vセレクション/エクストロニックCVTの192万8850円まで。