日産、原子力研究開発と共同開発へ エンジン内部の潤滑オイルの挙動を可視化

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日産、原子力研究開発と共同開発へ エンジン内部の潤滑オイルの挙動を可視化
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日産自動車と日本原子力研究開発機構は10日、クルマの低燃費化によるCO2排出量の削減に向けて、エンジンや駆動系部品内部の潤滑オイルの挙動を可視化する技術を共同開発すると発表した。

自動車のエンジンにとって、潤滑オイルの挙動によるフリクション(摩擦)ロスを低減することは、CO2排出量削減のための重要な課題だ。従来、高速回転するエンジン内部の潤滑オイルの複雑な動きを可視化計測またはシミュレーションする技術がなかったため、フリクションロスの要因を明確にすることができなかった。
 
今回の共同開発に先駆けて、両者はエンジン内部の潤滑オイル挙動の高速撮像に関する技術的検討を行った。その結果「高速度撮影中性子ラジオグラフィ」という軽金属製容器内部の水やオイルの流動を中性子で透過しスローモーションで観察・計測する高速度可視化計測・解析技術を応用することで、エンジン内部の潤滑オイルの挙動も可視化できることを確認した。
 
共同開発では、世界で初めて高速で運転するエンジン内部の潤滑オイル挙動解析を実現するための撮像システムと解析手法の開発を進める。原子力機構は原子力分野での中性子計測のノウハウを生かし、エンジンに適した撮像システムの検討と流体挙動解析手法の開発を、日産はエンジン撮像システムの製作と実際のエンジンを用いた可視化実験を行い、エンジン開発・設計への技術適用を原子力機構東海研究開発センター原子力科学研究所の研究用原子炉「JRR-3」を活用して進める。
 
両者の連携による最適なオイル循環設計で、日産は低フリクション設計の最適化による低燃費化を加速、CO2排出量の削減を目指す。
《レスポンス編集部》

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