欧州トヨタは11月3日、『アイゴ』のフェイスリフトモデルの写真を公開した。実車は12月4日に開幕するボローニャモーターショーで披露される。
アイゴは2005年3月のジュネーブモーターショーで発表。欧州Aセグメントに属する小型車で、トヨタの欧州における入門車の役割を担う。開発はPSAプジョーシトロエンと共同で行われ、生産はトヨタとPSAの合弁会社、TPCAのチェコ工場が担当。プジョー版は『107』、シトロエン版は『C1』を名乗る。
デビューから3年半を経て初めて実施されたマイナーチェンジは、内外装のリファインが中心。欧州での人気車種だけに、大幅な変更は加えていない。
フロントマスクはヘッドランプがシャープな形状となり、バンパーを3分割に変更。リアはテールランプ内の3連レンズにシルバーの縁取りを施したのが新しい。インテリアはメーターや空調ルーバー周囲をボディ同色パネルで化粧直し。シート表地やトリムも変更されている。
メカニズム面の改良点についてのアナウンスはないが、欧州トヨタは「燃費やCO2排出量などの環境性能を引き上げながら、運転する楽しさもアップさせた」と説明する。
欧州Aセグメントは販売ボリュームが最大の激戦区だけに、アイゴの商品力アップは話題となりそう。なお、プジョー107、シトロエンC1も同時にマイナーチェンジを受けている。