気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年11月4日付
●GM支援米財務省難色、先月末に拒否回答(読売・9面)
●F1最終戦、ハミルトン最年少総合V(読売・25面)
●パナソニック三洋子会社か、来年4月で調整(朝日・9面)
●ホンダ男子15年ぶりV駅伝東日本実業団(毎日・18面)
●威風堂々 吉田茂元首相のベンツ、ヤナセが展示(産経・8面)
●米大統領選きょう投票、オバマ氏優位の情勢(東京・1面)
●飲酒運転根絶へ大酒飲みが一役、内閣府150人公募 車ロックの有効実験(東京・3面)
●2輪のびのび東南アジア、金融危機かわし市場堅調(東京・7面)
●新興国事業見直し相次ぐ いすゞ、ベトナムで減産(日経・1面)
ひとくちコメント
ゼネラルモーターズ(GM)とクライスラーの合併協議の成否が米次期大統領の判断に委ねられる可能性が強まっている。
合併に際し求めていた金融安定化法による支援について、米財務省が難色を示し、10月31日にはGMに「支援を拒否する」と回答したという。米『ニューヨーク・タイムズ』紙(電子版)が報じたのを受けて、きょうの読売などが取り上げている。
それによると、低燃費車の開発を支援するための低利融資制度の早期実施には政府として取り組む方針を示したものの、財務省内では、金融機関からの不良資産買い取りや資本注入のために用意した最大7000億ドルの公的支援枠を、GMなど事業会社の再編に活用することへの慎重論が強いという。
米大統領選は今夜、全米各州で順次投票が始まり、5日昼(日本時間)までに大勢が判明する見通しだ。保護主義や雇用の確保を訴える民主党のバラク・オバマ上院議員が優位とみられるが、投票の結果は「ビッグ3」の存亡にも大きな影響を与えることになる。