国土交通省は10月31日、自動車リコールについてのインターネットモニターアンケート調査結果をまとめた。それによると、消費者の8割以上がリコールを発表したメーカーに対して一定の評価をしていることがわかった。
973名の回答を集計した結果は、「不具合は問題だが、事故の未然防止の点では評価できる」(72%)、「不具合を積極的に直してくれるので評価できる」(14%)、など。
また、故障修理や不具合の相談の情報がメーカーの設計改善やリコールに役立てられていることについては、52%がそれを知っているものの、役立っていることを知らない人も46%いた。
このほか、ユーザーからの不具合情報の受付窓口として国土交通省ウェブサイトに開設した「自動車不具合情報ホットライン」について、「知らない」との回答が88%に達し、約9割がホットラインを知らないことがわかった。同省では、より一層ホットラインの周知に努める必要があることがわかったとしている。