スズキの津田紘社長は21日の『スプラッシュ』発表会場で、金融危機による世界経済の動揺について「世界ですべての産業が厳しい状況になる」としてうえで、同社としては「生産性の向上などやるべきことはたくさんある。モノづくりの基本への取り組みを着実に進めるだけ」と語った。
自動車需要の見通しや世界経済の安定時期などについては「予測のしようがないし、予測はしない。自社の目標をもってしっかりやること」と述べた。
最大のシェアをもつインドでは、夏場から需要の伸びが落ちているものの「当社は投入車種も多いので、不振のクルマもあれば好調なクルマもある」とし、現状では大きな打撃には至っていないとの受け止め方を示した。