横浜ゴムは、肺がんで死亡した元従業員の遺族と慶弔金の支払いで合意したと発表した。
元従業員の遺族から、元従業員が肺がんを発症した原因は、在職中にアスベストを取り扱う作業に従事したことが原因であると同社に申し出たのを受けて、今年3月から話し合いを続けてきた。今回、遺族と弔慰金の支払いで合意した。
元従業員は、1989年から1991年にかけて接着剤の試験体作成に従事したが、その原料にアスベストが含まれていた。元従業員は1931年1月生まれで、1991年1月の退職後、1998年に発症、2002年1月に死亡した。遺族が労災申請を行い、2007年5月に認定された。